リーマントラベラー 〜働きながら世界一周〜

東松 寛文|1987年岐阜県生まれ。平日は広告代理店で働くかたわら、週末で世界中を旅する『リーマントラベラー』。日本にいる時はトランジット期間。70か国159都市に渡航。2016年、3ヶ月で世界一周を達成。『地球の歩き方』から旅のプロに選ばれる。メディア出演多数。著書『サラリーマン2.0 週末だけで世界一周』ほか

簡単に行けた!キューバ#8:もう一度キューバに行きたい理由

※画像をタップするとAmazonに飛べます


リーマントラベラーです。久しぶりにキューバの続編。 

前回までのキューバの記事▶︎簡単に行けた!キューバ#1~#7【まとめ】

 

「キューバって何がいいの?」

 

キューバに行ってから一番よく聞かれた質問です。僕の回答は「人が優しい」

 

初めて、「何か見たいから」、「何かしたいから」、ではなく、「この人たちにまた会いたい」から、「必ずまた来たい」と思えた土地でした。

そんなことを心の底から思えた出来事がありました。

f:id:tomatsu1024:20160213111536j:image

 ハバナ、二日目の夜のこと。

 

今夜はクラブに行こうと、サンダルではなくスニーカーで、襟付きのシャツを来てホテルを出発しました。

 

まだクラブが盛り上がるまで時間があったので、僕と僕の友人は夜の街を散策。

 

月明かりの下で談笑している人たち、友達の家に集まって飲み会をしている人たち、爆音のサルサが聞こえて来るお家、キューバ人は夜になるとより元気になります(笑)

 

現地の人たちが集まるエリアを歩いていると、日本人が珍しいからか、よく話しかけられます。そして仲良くなるとお酒を振舞ってくれます。そんなことを繰り返していたら、クラブに行く前にお金を一切使わずバッチリ仕上がってきました。

 

いい感じに仕上がったところで、クラブへGo!その時、事件は起きました。

 

バシャーーーーーーーン!

 

かなり大きな水溜りに落ちました(笑)

それもヘドロだらけ・・・そして、そういう時に限ってスニーカー・・・

ガン萎えです。酔いも一気に冷めました。

 

心がポキっと折れた僕は、近くに洗える水場がないと探そうとしました。その時、救世主が登場したのです。

 

「水使うかい?」(的なスペイン語)

 

そうです、それを偶然にも見ていた、ヘドロの水溜りの前にある家のお母さんが声をかけてきました。それも、水だけではありません!

 

「洗剤も使うかい?」(的なスペイン語)

「タワシを貸してあげるよ」(的なスペイン語)

「このタオルで足を拭きなさい」(的なスペイン語)

 

目の前を通っただけの異国人にここまでの神対応。こんなことをしてくれるキューバ人。好きにならないわけがありません。

 

もともと社会主義で助け合いの精神が根付いているので、みんな優しいのですが、ここまで優しいとは!と思えた象徴的な出来事でした。

 

キューバに心を持ってかれた出来事がこれです。

 

「●●に行きたい」とか「●●をやりたい」という理由で旅行先を決めるのもいいですが、人生で一回くらいは「人に会いたい」という理由で旅行に行ってみてはどうですか?キューバはその理由で行くだけの価値があると心の底から思います。

 

アメリカが入ってくるとキューバ人の価値観が良くも悪くも変わると思います。その前に、古き良き時代の文化が今も残るキューバを是非とも体感して欲しいと思います。

 

今のキューバは今しか見れません。

 

キューバ旅行に行きたくなったら読むべき記事はこちら▼

簡単に行けた!キューバ#1~#7【まとめ】