リーマントラベラー 〜働きながら世界一周〜

東松 寛文(とうまつ ひろふみ)1987年岐阜県生まれ。平日は広告代理店に勤務しながらも、週末に世界中を旅しているサラリーマン。TOEICは575点につき、海外での会話は専らボディランゲージ。 2016年10月~12月の3ヶ月間は、平日は東京でサラリーマンをする傍ら毎週末海外旅行に行き、3ヶ月12回の海外旅行で5大陸18カ国を制覇し、「働きながら世界一周」を達成。

矛盾だらけのアメリカ嫌い 〜イランに行って感じた治安・イスラム教への誤解・反米感情〜

リーマントラベラー東松です。 

西洋文化でもなく、アラビア文化でもない「ペルシャ文化」という独自の文化を歩んできたイラン。日本人からすると、アジアの反対側にある謎めいていて危なそうな国、イラン。今回初めて行ってみてイランで感じたことをまとめました。 

 

拍子抜けするくらい治安が良い!

イランという名前を聞いただけで邪悪で治安が悪いイメージを持たれる方も多いかもしれません。が、それはイラクやシリアといった周辺諸国の話。(イラクと名前が似ているから?)

イランの治安は物凄く良いです。

旅の間、危ない目に全く遭いませんでしたし、変に話しかけてくる人もいませんでしたし、もちろん爆発音なんて聞くことはありませんでした。

道を聞けば快く教えてくれますし、写真だって喜んで撮ってくれます。

ただ、言葉の問題はありました。観光エリアは英語が話せる人がたくさんいるのですが、ローカルのエリアに行くとペルシャ語しか話せない人ばかり。そんな時はボディランゲージで対応です。

▼公園は市民の憩いの場です。

f:id:tomatsu1024:20161011113847j:image

 

イスラム教に対する僕の誤った理解(イランの場合)

・シーア派のイラン人

イランのイスラム教は大多数がシーア派。シーア派はイスラム教内でおよそ10%を占めます。イスラム教=危険なイメージがありましたが、そのイメージの中心であるイスラム国(IS)はスンニ派。そもそも派閥が違うので、イランにISの影響は一切ありません。(※ちなみにISは同じイスラム教なのにシーア派を敵と見なしています)なので、イランは中東でも平和な国で、治安も良いみたいです!

▼イスラム教なのでお酒は飲めませんが、シーシャ(水タバコ)は吸えます!

f:id:tomatsu1024:20161011185457j:image

・肉食のイラン人

個人的にイスラム教は豚肉禁止のイメージが強く、ベジタリアンが多いと勝手に思っていました。が、豚肉以外のお肉はガンガン食べます。牛肉、鶏肉、羊肉・・・。そして夕食時間が20〜22時と遅く、そこでオイリーな肉料理を食べるため、ガンガン太るようです(笑)

▼ケバブ調理中。厨房にお邪魔して撮影(笑)

f:id:tomatsu1024:20161011134021j:image

・こっそり着崩そうとするイラン人

ヘジャブ(頭を覆う布)がマストであるにも関わらず、イラン人女性は着崩そうとする人が多いようです。特にお金持ちの層。ギリギリまで前髪を出したり、黒い服ですがタイトな着こなしをする人たちもたくさん見かけました。しかし、イランには宗教に関する警察(エルシャード)がいるので、「女子高生vs生活指導の先生」みたいな構図の戦いが日々行われているようです。そんなイランでは、エルシャードがどこにいるか地図上にマッピングして避けられるようにするアプリ「Gershad」も出ているみたいです(笑)

▼右手前の女性のように前髪を出している人はたくさん見かけます。

f:id:tomatsu1024:20161011134229j:image

・顔面に命をかけるイラン人

イラン人の女性の暮らしはヘジャブをすることが大前提となるため、女性は顔しか露出しません。ですので、顔面に命をかける女性が非常に多いです。そんなイランの街中にたくさんいたのは、鼻を整形中の女性。イラン人は鷲鼻が多く、それがコンプレックスのようで、鼻の上の出てきた骨を真っ直ぐにする手術をするのが一般的だそうです。手術直後は鼻に白のガーゼみたいなものを貼るのですが、それをしている女性にビックリするほど出会いました。あと、まぶたの整形も一般的のようです。

その反面、アバヤ(全身を覆う黒い布)を着ている人も多いので、人に見られない「体つき」の部分はルーズな方も多いみたいです。

▼世界遺産でスケッチをする女学生

f:id:tomatsu1024:20161011134147j:image

・旅人に優しいイラン人

僕が行った期間は「アーシュラー」という昔の指導者の死を悼むお祭りに向けての準備期間でした。そのお祭りの日までは、街中に黒い旗が掲げられ、夜になるといろんなところで集会が行われるのだそうです。

その夜行われる集会には飛行機の都合で参加できませんでしたが、夜以外にも一日中お茶を無料で振る舞うブースみたいなものが各地にあります。もちろん旅人も無料。笑顔でお茶が振る舞われます。もしイランに行くタイミングが合えば参加してみてください。

▼お茶無料ブースはこんな感じ。フレンドリー!

f:id:tomatsu1024:20161011022851j:image 

矛盾だらけのアメリカ嫌い

アメリカと非常に仲が悪いイラン。1979年に行われたイラン・イスラム革命、イランアメリカ大使館人質事件を経て、1980年に二国間の国交は断絶しました。今も国交断絶が続いており、そのため、イラン国内ではアメリカ製品は見つかりません。

しかし、現在の国民はアメリカに対して好意的な人が多いようです。市内で一番流通している外貨は米ドルですし(空港でのビザ取得も米ドルで可能)、裏ではテイラースイフトやジャスティンビーバーだって聞きますし、コーラなんてわざわざ "Made in Iran" を作ってまで飲んでいます。僕が「アメフトをやっている」と伝えるとすごい興味を持って質問してきますし、挙げ句の果てには政権幹部が禁止されているはずのFacebookアカウントを持っていたりします(笑)

そんな政府の方針と国民の感情が矛盾しているイラン。行ってみて初めてそんな国の国民の気持ちを知りました。

▼アメリカ大使館跡の壁面

f:id:tomatsu1024:20161011022916j:image

 

実はアメリカからシリア・スーダンと共に「テロ支援国家」に指定されているイラン。(※アメリカ以外の先進国とは普通に国交があります)そのイメージからか危険な国だと認識されがちなイラン。でも、そのイメージとは180°違った国、イラン。

僕が見たのはごく一部かもしれませんが、それがメディアの報道と大きく異なったのも事実。やはり行ってみないとわからないことだらけですね。

 

三連休でも十分楽しめたので、是非とも行ってみて欲しい国・イラン。

ただし、イランに渡航すると、アメリカの入国の際にアメリカの観光ビザ(※ESTAとは別)が必要になります。これの取得は難しくないですが、アメリカ渡航予定(ハワイ、グアム、サイパン含む)がある方はご注意ください!ちなみに、僕はアメリカの観光ビザを取得しましたが、僕の場合は4日間で取れました!

 

これを読んでイランに興味を持った人もいるはず!そんな方のためにイランに行く前に知っておくべき、

・ビザ

・Wi-Fi事情

・交通事情

を追ってまとめます!

 

お楽しみに!!!