リーマントラベラー東松です。
イスラエルではユダヤ教の教えに従い、金曜の日没から土曜の日没まで「シャバット」という安息日になります。
これは日本でいう休日ですが、日本と異なるのは、イスラエルのシャバットはお店もレストランも公共交通機関までも休業になり、街から人が消えます。
▼エルサレムのメイン通り。本当に街から人が消えます…
▼こんな時間から電車が止まっています。
そんなシャバットの日が僕の旅の最後の夜であり、エルサレムから空港への移動の日。そんな大事な日がシャバットで大丈夫だったのでしょうか…
観光客としてシャバットを過ごしてみて気付いた、シャバット時のイスラエル観光の注意点をお伝えします。
①せっかくならシャバットの夜は特別なディナーを!
イスラエル人のお家では、シャバットの夜は伝統行事「シャバットディナー」というのが開かれています。Eat WithというAirbnbの食事版サービスを使えば、知人にイスラエル人がいなくてもシャバットディナーに参加できるかも?
②エルサレムからベン・グリオン国際空港への移動は可能!ただし、シャルートで!
電車は止まっているため、タクシーはぼったくり放題。そんな時は、シャルート(乗り合いタクシー)!シャルートはシャバットでも動いています!それも通常時と同じ64ISL(約1,700円)です!
ただし、事前に予約が必要なのでホテルに頼んで呼んでおいてもらいましょう。ただし、金曜の昼過ぎにはシャルート会社の電話も繋がらなくなるかもしれないので、お早めに!
③新市街では朝食も食べられない!
新市街では本当に全てのお店が閉まっています。なので、朝食や飲み物は前日までに買っておきましょう。
市場もシャッター街になりますが、意外とアートな感じで楽しいかもしれません。
④旧市街のお店はやっているのでご安心を!
旧市街は観光地化されているため、観光客向けにお店やレストランも一部を除き営業しています!(ユダヤ教以外のエリアはシャバットは関係ないので通常営業しています)シャバットの日、食事に困ったら旧市街へ行きましょう。
ちなみにシャバットの時の聖地「嘆きの壁」は写真撮影禁止です。(入ることは可能)敬虔なユダヤ教徒達が祈りを捧げに集まっています。土曜の朝はいつもの黒スーツ・黒ハットに加えて、白の大きな布をまとっています。
⑤シャバットの日に現金がなくて困ったら…
新市街の両替所はやってませんが、旧市街の両替所はやっています。また、ATMも使えるので、キャッシングができるクレジットカードがあれば、それを使えばOKです。
これだけ知っておけば、シャバットでもなんとか生き抜くことができると思います。
ですので、シャバットだからって気にせずイスラエルに渡航してください!ただし、旧市街で過ごさないと本当に街から人が消えていて、とても暇だと思います(笑)