リーマントラベラーです。久しぶりにキューバの続編。
前回までのキューバの記事▶︎簡単に行けた!キューバ#1~#7【まとめ】
「キューバって何がいいの?」
キューバに行ってから一番よく聞かれた質問です。僕の回答は「人が優しい」
初めて、「何か見たいから」、「何かしたいから」、ではなく、「この人たちにまた会いたい」から、「必ずまた来たい」と思えた土地でした。
そんなことを心の底から思えた出来事がありました。
ハバナ、二日目の夜のこと。
今夜はクラブに行こうと、サンダルではなくスニーカーで、襟付きのシャツを来てホテルを出発しました。
まだクラブが盛り上がるまで時間があったので、僕と僕の友人は夜の街を散策。
月明かりの下で談笑している人たち、友達の家に集まって飲み会をしている人たち、爆音のサルサが聞こえて来るお家、キューバ人は夜になるとより元気になります(笑)
現地の人たちが集まるエリアを歩いていると、日本人が珍しいからか、よく話しかけられます。そして仲良くなるとお酒を振舞ってくれます。そんなことを繰り返していたら、クラブに行く前にお金を一切使わずバッチリ仕上がってきました。
いい感じに仕上がったところで、クラブへGo!その時、事件は起きました。
バシャーーーーーーーン!
かなり大きな水溜りに落ちました(笑)
それもヘドロだらけ・・・そして、そういう時に限ってスニーカー・・・
ガン萎えです。酔いも一気に冷めました。
心がポキっと折れた僕は、近くに洗える水場がないと探そうとしました。その時、救世主が登場したのです。
「水使うかい?」(的なスペイン語)
そうです、それを偶然にも見ていた、ヘドロの水溜りの前にある家のお母さんが声をかけてきました。それも、水だけではありません!
「洗剤も使うかい?」(的なスペイン語)
「タワシを貸してあげるよ」(的なスペイン語)
「このタオルで足を拭きなさい」(的なスペイン語)
目の前を通っただけの異国人にここまでの神対応。こんなことをしてくれるキューバ人。好きにならないわけがありません。
もともと社会主義で助け合いの精神が根付いているので、みんな優しいのですが、ここまで優しいとは!と思えた象徴的な出来事でした。
キューバに心を持ってかれた出来事がこれです。
「●●に行きたい」とか「●●をやりたい」という理由で旅行先を決めるのもいいですが、人生で一回くらいは「人に会いたい」という理由で旅行に行ってみてはどうですか?キューバはその理由で行くだけの価値があると心の底から思います。
アメリカが入ってくるとキューバ人の価値観が良くも悪くも変わると思います。その前に、古き良き時代の文化が今も残るキューバを是非とも体感して欲しいと思います。
今のキューバは今しか見れません。
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