リーマントラベラー東松です。僕が旅に求めるものの話。
両親のおかげで僕は小学校から大学までの16年間、教育を受けてきたわけですが、その中で一度も学ばなかったことがあります。
それは、
生き方に選択肢があるということ。
日本の学校教育の中では、日本人らしい生き方、というのを刷り込まれます。ここでいう日本人らしい生き方とは、高校、大学に行き、新卒で企業に入り、会社のため一生懸命働き、幸せな家庭を築くこと。これができれば幸せで、これができなければ不幸せ。これがジャパニーズスタンダード、だと。
ですが、そのジャパニーズスタンダード以外の生き方があることを、社会人になって偶然知ることになります。
その偶然知るキッカケとなったのが、1年前にキューバに行った海外旅行。
キューバは社会主義国。国民の平均年収は24,000円とも言われ、二重通貨制で外国人と現地人の暮らしは分断されています。
それでも、現地の人々は明るく、楽しげに生活しています。仕事が終わると夕方から近所の人たちで集まり、明るいうちからお酒を飲み、ドミノに興じるのです。そして、観光客である僕らにも気軽に声をかけてきて、善意の気持ちだけで街を案内してくれたり、彼らにとって高価であるはずのお酒を振る舞ってくれるのです。日本と比べると貧しい暮らしかもしれませんが、彼らの暮らしは、幸福度が非常に高いように見えました。
ここから学んだこと。
そういった「生き方」があるということ。
そして、キューバだけでなく様々な土地を旅する中で、旅先で現地の人々と接し、その土地土地の生き方に触れ、僕は無数の生き方があることを知りました。
だからこそ、僕が旅に求めるもの。
それは、世界遺産とかではなくて、現地のリアルを知ること。そのリアルとは、現地の人の生き方、考え方、働き方、暮らし、文化。
アメリカ人の生き方、キューバ人の生き方、インド人の生き方、タイ人の生き方、日本人の生き方、それぞれ全く違う。だけど、共通しているのは、みんな人間だということ。そして、みんな笑顔だったということ。だから、生き方に間違いなんてないし、全て正解だと思う。
でもそれって、日本の教科書には載っていないし、学校じゃ決して教えてくれない。行ってみないとわからない。
だから僕は、世界中のリアルが知りたい。
世界中のリアルを集めて、いつか教科書を作りたい。
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