前回までのお話▶︎アフリカ・コンゴ共和国を拠点に活動する、世界一おしゃれな紳士集団"サプール(Sapeur)"。彼らに会うために、東京から24時間かけてコンゴまでやってきたリーマントラベラー東松。今回のコンゴ滞在は2日間。しかし、1日目は何の手がかりも得られないまま終了。そして最終日。現地での突撃アポで、サプールの友人であるというコンゴ人・シャライまでは何とかたどり着くとに成功。そのシャライが自宅で "いいもの" を見せてくれるというので、一か八かの勝負でついていってみることに・・・。
※本日から敬称略でお届けします。
■登場人物紹介(写真右から)
①リーマントラベラー東松
②プレイボーイというチームのマイケル
③サプールの友人であるというシャライ
11/20(日)15:00
サプールの友人であるシャライ、プレイボーイというサプールとは別のチームのマイケル、そして僕の3人でシャライのお家へ。
バコンゴからタクシーで15分のマヤと呼ばれるエリアにシャライのお家はあります。
家に着くとシャライは「ちょっと待ってて」と言い残し、奥へ消えて行きました。
明かりのつかない薄暗いリビングに取り残されたマイケルと僕。ソファに座って待っていると、マイケルが床に置かれたカレンダーを持ってきました。
「これ、シャライのお父さん。バコンゴのNo.1クチュールだよ」
クチュール?聞いたことあるような、無いような。もしかしてもしかすると…と思い、試しにミシンで服を縫う動作をしてみると、
「それ!それ!」
ななななんと、シャライのお父さんはバコンゴ1の仕立て屋さんのようです!
とはいえ、No.1仕立て屋の息子の家とは思えないお家。そしてなかなか出てこないシャライ。
「まだ〜?」と問いかけても「もうちょっと待って〜」としか返ってきません。
待つこと、30分が過ぎ、しびれを切らした僕とマイケルは、シャライの部屋に突入することに!するとそこにいたのは、
シャライ?
え?嘘でしょ?
その出で立ちは、サプールのよう!クローゼットは服がギッシリと入っています。
あまりのギャップに、僕がキョトンとしていると、次の瞬間、畳み掛けるようにシャライから衝撃の一言が。
「そう、僕はサプールだよ!」
え?
え?
えええええ!?
さっきまでオシャレに着飾っているマイケルにしか目が行ってませんでしたが、その隣にいた "ただのサプールの友人" だと思っていた人・シャライが実は正真正銘のサプールだったのです!着飾った姿は、まさに別人です!
ついに、日本から24時間かけてやってきたアフリカ・コンゴで、念願のサプールに会えました!!!(というか、既に会っていました!)
まさかの展開でサプールに会えたリーマントラベラー東松。 次回はいよいよ「サプールに会いにコンゴへ!」完結編です!
完璧に着飾ったサプールのシャライ、プレイボーイのマイケル、そしてリーマントラベラーの東松。戦いの準備は整いました。このコンゴ最強メンバーでサプールの聖地であるバコンゴに戻り、聖地を練り歩いてみることに!!!果たして、街の人達のリアクションは…?
お楽しみに!!!