前回までのお話▶︎カレーが好き過ぎて、日本のレトルトカレーをインドに持ち込み開催した、第1回 勝手にカレーW杯決勝 インド vs 日本は、かくかくしかじかあり、インドの初優勝で幕を閉じました。(#1はコチラ、#2はコチラ)
カレーが好き過ぎて気になる、本場インドのカレー事情。
実はインド国民は宗教の関係上、ベジタリアン(菜食主義者)が多いです。果たして、国民の何%がベジタリアンでしょう?
A.25% B.40% C.60%
正解は・・・
A.25% B.40% C.60%
なんとインド国民の40%がベジタリアンなのです。(Wikipedia情報)
ということで、国民の40%を占めるベジタリアンインド人の気持ちを知るべく、ベジタリアンインド人のお宅にお邪魔して、彼らの主食・ベジタリアンカレーを食べてみることにしました。果たして、彼らのベジタリアンカレーで僕のお腹はいっぱいになるのか・・・?
今回お世話になるのは、会社先輩の関さんに紹介していただいたDevさん(30歳)。すごい気さくで、ちょっとシャイで、スーパー優しいお兄さん!
▼今回は伊勢志摩サミットで各国首脳に振る舞われたAGFのコーヒーをお土産でプレゼント!
そんなDevさんと、Devさんと一緒に暮らすお母さんと従兄弟と一緒に、Devさんのお家で夕食を食べます!そんな一家はベジタリアン!
まずは食事の前にお茶とお茶菓子。飲み物はインドの定番・チャイです!このパンはチャイに浸しながら食べます。
僕らがお茶をしている間に、お母さんが台所で料理。今晩のメニューは僕のオーダーで「ベジタリアンのカレー」です!もちろんお母さんの手作りです!
さすがベジタリアンメニュー。カレーの具材は・・・
①ジャガイモ
②カリフラワー
③香辛料
以上です。本当に以上なんです。
この具材だけでお腹いっぱいになるのか、早くも心配になってきました・・・。
続きまして、付け合わせのメニュー。この白いものは「キール」というインドの乳粥。文字通り牛乳でお米を炊いた、少し甘いお粥みたいなものです。
ちなみにその昔、お釈迦様が苦行により衰弱されている時にスジャータという村娘がこの「キール」を差し出し、お釈迦様はキールを食べ回復され、その後悟りを開いたという逸話が残っています。
もう一つの付け合わせはロティ。パンです。ナンとの違いは、ナンは強力粉にイースト菌を加え発酵させてから、「タンドール」と呼ばれる釜で焼きますが、このロティは無発酵のパンの一種で、全粒粉を使用し発酵させずにフライパンなどで焼きます。フライパンがあれば出来ることから、ロティは家庭料理の定番です。
ベジタリアンカレー、キール、ロティ、そしてサラダ!ベジタリアンのディナーの完成です!!!
それでは、お腹が空いて我慢できませんので、早速実食に入りたいと思います!
郷に入りては郷に従え!ということで、インド人同様、右手だけで食事をすることに!一つの大きなプレートをみんなでシェアします。
それでは実食!
カレーをロティで挟んで、お口へGo!果たして、そのお味は?
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美味しいです!スパイシーでグッド!どれだけでも食べられます!
続きましてキールで味をチェンジ。キールはそのままでも食べられますが、カレーをつけて食べたりもします。
こちらも迷わず実食。果たしてそのお味は?
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こちらもグーーーッド!キールにつけることでスパイシーなカレーがマイルドになり、また違った味を楽しめます。すべてロティと一緒に、カレー・カレー・キール付きカレー・カレー、と永遠にこのルーティンを繰り返します。すると、
あれ?
あれれれれ?
気がついたら、なんと、
お腹いっぱいになっているではありませんか!
衝撃です。肉や魚が一切含まれず、野菜だけにも関わらず、お腹いっぱいなのです。個人的な感覚だと、香辛料が効いたカレーが予想以上に空腹を満たしてくれたようで、それによりとんでもない満腹感を得られております。
恐るべしベジタリアンメニュー。
これがインド国民の40%を占めるベジタリアンの日常食。世界にはまだまだ知らないことがたくさんです。
Devさん&お母さん&従兄弟の皆様、貴重な体験ができ、また更にカレーが好きになりました。本当にありがとうございました!