漫画「キングダム」
紀元前の中国・春秋戦国時代(その頃日本は弥生時代)を舞台に、大将軍を目指す少年・信と後の始皇帝となる秦国の王・政の活躍を中心に、戦乱の世を描く大人気漫画で現在も週刊ヤングジャンプで連載中。コミックの総発行部数は2600万部を突破しています。コミック以外にもNHKでアニメ化、アメトーーク!でも「キングダム芸人」が放送、作者の原先生は情熱大陸にも出演とキングダム人気はとどまるところを知りません。
サラリーマンとキングダムは通じるものがある!
キングダムはストーリー自体も面白いのですが、毎日が戦国時代のサラリーマン界とも通じる部分(裏切りや下剋上、社内政治など笑)が非常に多く、その点もめちゃくちゃ面白いです!
そのため僕は一気にハマってしまい、たったの2週間で44巻読破してしまいました(笑)更にはあまりにもハマりすぎて「君の名は。」などで今流行りの聖地巡礼がしたいと思ってしまい、
土日でキングダムの聖地巡礼に行ってきました(笑)
ざっとインターネットで検索しても、キングダムの聖地巡礼に行ったことある人はいない模様。目的地は中国。秦時代の首都・咸陽、そしてお隣りの西安を目指します。果たして、土日でどれだけの聖地を回れたのか!?
矛を片手に、いざ咸陽へ!
12月10日(土)
2:00(AM) 羽田空港 出発
金曜の会社帰りに空港へGo!海南航空を利用し、北京経由で西安を目指します。
※成田空港からであれば西安へは直行便が出ています。
10:50 西安咸陽国際空港 到着
諸般のトラブルもあり、少し遅れて西安咸陽国際空港に到着。まず最初に目指すは、
「函谷関」
キングダム最大の戦い、函谷関の戦いが行われた場所。主人公たちの国・秦が、楚・趙・魏・燕・韓の5ヶ国連合軍の合従軍と絶体絶命の戦いを繰り広げた地です。
キングダム好きなら見逃せない場所!しかし西安から離れていて列車での移動を伴うため、最初に向かうことにしました。
11:05 エアポートバスで西安市内へ
エアポートバス乗り場到着。バスで高速鉄道の西安北駅へ。20分おきに出ているようです。片道 25元(約450円)。
12:00 高速鉄道で西安から三門峡へ
西安北駅到着。函谷関の最寄駅である三門峡南駅までは高速鉄道を利用します。1時間10分の列車の旅です。 片道 119.5元(約2,000円)。
電車に乗り込むと、シートが平然と傾いており愕然とします・・・座ると斜めになるんです(笑)そんなところに衝撃を受けた僕は呆れて外を眺めようとすると、僕の隣のシートにまさかまさかの人物が。それは・・・
河了貂(かりょうてん)
キングダムの人気キャラクター・河了貂が隣の席に!なんという偶然でしょう。彼女も函谷関に向かうというので、一緒に行くことにしました。
※参考:河了貂(のグッズ)
13:50 タクシーで函谷関へ
三門峡南駅到着。タクシー乗り場へ。三門峡南駅と函谷関の往復を交渉。最初は250元(約4,200円)と言われましたが、なんとか170元(約2,800円)まで交渉できました。函谷関へは三門峡南駅からタクシーで30分です。
聖地① 函谷関
14:30 函谷関到着
空港から3時間半。やっと函谷関に着きました。まずは入口のチケット売り場でチケットを買います。大人は1人80元(約1,350円)。
中に入ると巨大な像がお出迎え。まさか、キングダムの中心人物・政(のちの始皇帝)か!?
と思ったらまさかの、
「老子」
名前は聞いたことがありますが、キングダム以上の中国史の知識は持ち合わせていないので軽やかにスルー。気を取り直して、目的地の函谷関の遺跡を目指します。
歩くこと・・・
30分!!!遠い(笑)
なんとか着きました!函谷関!漫画では60mを超えるとも言われる壁が合従軍の前に大きく立ちはだかった場所。期待に胸が高鳴ります。
それがコチラ!
引いてみるとこんな感じ。
小さい(笑)残念ながら現在の函谷関は観光用に復元されたもののようです。この前で壮絶な戦いがあったのかぁと物思いにふけります。1分くらい。そして30分かけて来た道を折り返します(涙)
こんな感じで函谷関終了。乗ってきたタクシーに再度乗り込み、三門峡南駅に戻ります。
16:10 三門峡南駅到着
行きと同じルートで西安北駅に戻ります。帰りは約1時間の列車の旅で、 金額は同額の片道 119.5元(約2,000円)。
17:40 西安北駅到着
もうすっかり暗くなってしまったので、今日は夕食へ。地下鉄で西安の中心・鐘楼に行きます。地下鉄2号線で北客站(西安北と繋がっている駅)から鐘楼は4元(約85円)です。
18:15 イスラム教の街・西安回民街へ
鐘楼駅に到着。駅の名前となっている「鐘楼」はこちらです。
写真をパシャッと撮ったら、さっさと夕食へ。夕食はイスラム教の街・西安回民街で食べることにしました。
ここ西安はかつてはシルクロードの起点となった街で、当時から回族(=イスラム教徒の人々)が貿易に重要な役割を果たしていたと言われています。そんな昔からこの地に住みついており、独自の食文化の発展を遂げた回族のイスラム料理をここ西安回民街では食べることができます。
例えば、これ。麺料理なのですが、麺の周りにある薄黄色の食べ物は甘くないパンをちぎったもの。小麦を主食とする彼らならではの料理です。
また、メインのたんぱく質は羊。ここ西安回民街では羊をその場で捌きながら、串焼きを調理して提供しています。見た目は少しエグいです(笑)
そんな西安回民街を歩いてみるとこんな感じでした!
20:00 ホテルにチェックイン
いろんなお店のご飯をつまみながら歩いていたら、あっという間にお腹がいっぱいになってしまいました。ということで西安回民街を後にし、今日のところはホテルへ。明日に備えます。
1日目はこんな感じで終了!1カ所しか巡れませんでしたが、①キングダム最大の激戦地へ行けたこと、②中国にはイスラム教の人たちもたくさんいることを知ったこと、③イスラム文化と中国文化が混ざり合って予想外の文化が存在していることを知ったこと、という大きな収穫が3つもあったので大満足の初日でした。キングダムの人気キャラクター・河了貂にも会えましたし(笑)
今日はここまで!2日目の中国でのバタバタ模様は明日公開!お楽しみに☆