<前回までのお話>
6月12日(火)発売の著書『サラリーマン2.0 週末だけで世界一周』のヒット祈願をするために、6月8日(金)〜10日(日)の3日間で、神秘の国・スリランカへ!到着して最初に向かったのは、スリランカ最大都市のコロンボ。到着早々、トゥクトゥクのおじさんに捕まり、お土産屋を巡らされる、最悪の展開。しかし、なんとか振り切って地元の人が集まるエリアでパワースポットを聞き込み開始!英語が理解できないリーマントラベラーでしたが、奇跡的にカバンの中からオフライン翻訳機「ili」が見つかり、コロンボ近くで一番パワーが詰まっていそうなキャラニヤ寺院にたどり着き、参拝に成功。その後もラマダン中のイスラム教徒と日没後のディナーを満喫。すると、帰り際に「キャンディ」という次なるパワースポットの情報をゲット。タクシーをチャーターして、翌日はキャンディに向かうことにしました。
【神頼み!スリランカ #2】早くも僕のもとに幸運が!?スリランカで運気急上昇中!
6月9日(土)
7:30 起床→タクシーでキャンディを目指す!
前日予約したタクシーにお迎えに来てもらい、コロンボから120km離れた、キャンディを目指します。しかし、この日の朝はあいにくの大雨。トゥクトゥクだったら凍えていたことでしょう……。
しかし、少しすると雨は上がり、晴れてきて、一気に気温も上がってきました。さすが、南国スリランカ。
9:00 朝ごはんを食べに……
雨が上がると急にお腹が空くものです。(僕だけでしょうか?)そんな僕の気持ちを察したのか、タクシーの運転手さんから、
「朝ごはんでも食べに行くかい?」
まさかの神提案。昨日のトゥクトゥクとは打って変わって、クライアントのニーズ重視の神サービス。
「大至急、お願いしまーーーす!!!」
と、言って走ること、30分。大通りから山道に入り、山を登りながら少し走ると……
朝食にありつけました!
スリランカなので、もちろん朝カレー。30歳のおっさんが、指に米粒をつけながら素手でカレーを頰張る様子は、我ながら滑稽ですが、あまりにも空腹だったのでお許しを。
カレーを作ってくれたのは、運転手のお姉さん、ビアンカさん。ん!?ということは……
ここは、ビアンカさんのお家!(笑)
なかなか粋な朝食を提案してくるタクシー運転手です。姉の家に連れてくるとは(笑)最高すぎます。
ちなみにカレーを食べたあとは、デザート。デザートのフルーツは、ビアンカの旦那さんが器用に木をよじ登り、その場で採ってくれたスターフルーツです。
輪切りにすると星の形をしている南国のフルーツ・スターフルーツ。熟したスターフルーツはジューシーで、言うなれば、りんごとマンゴーを足して2で割らない感じの味です。
朝から美味しいカレーと採れたてのフルーツ、ごちそうさまでした!パワーチャージできたので、満を持して、いざ、キャンディへ!
12:00 キャンディのダラダー・マーリガーワ寺院へ
寄り道して朝ごはんを食べたこともあり、4時間半かけて、スリランカ西部のコロンボから中部のキャンディに着きました。やってきたのは、ダラダー・マーリガーワ寺院。別名、佛歯寺。
ここは、佛歯寺という名の通り、ブッダの歯が納められている神聖な寺院。ここは正真正銘、パワースポットです。さらには、この寺院は、旧王都と一緒に「聖地キャンディ」として世界遺産にも登録されています。
敷地に入り、寺院が見えてきました。お寺を囲む塀にずらっと並んだ仏教の旗がお出迎え。雨は朝だけで、そのあとはずっと晴れていました。
ここには、世界遺産ということもありたくさんの観光客が訪れますが、観光客だけではなく、たくさんの地元の仏教徒の方々も参拝をしに訪れます。平日にも関わらず、本当に多くのスリランカ人が足を運んでいました。地元の人は、男性も女性も上下白い服を来て寺院を訪れ、お祈りをします。地元の人が日常的に使う寺院でもあるため、観光で来る外国人と日常の一部として訪れるスリランカ人の入り口は別になっています。
仏教寺院ということで、もちろんタンクトップ・短パンはNG。昨日短パンで寺院に入れなかった教訓を生かし、昨日のうちにコロンボのペター市場でサロン(腰巻)を購入。本日はそれを巻いて入場します!
ちなみに、意外とサロンは涼しくて、快適。正直、日本でもやりたくらいです。とりあえず近所のコンビニへ行くところから初めてみようと思います。
股下をスースーさせたリーマントラベラーは、入り口でサンダルを預けて、寺院内部へ。看板の矢印に沿って歩くと、本堂的な場所がありました。そこにはお供え物を置く台があり、その前には寺院関係者しか入れないであろうお祈りスペースがあります。
サクッとお祈りを済ませる外国人観光客とは対照的に、地元の人たちはお花などお供え物をして、熱心にお祈りをしています。座ってお祈りし続ける方も多くいました。
というわけで、僕も『サラリーマン2.0 週末だけで世界一周』のベストセラーを願い、お祈り。仏様、お力添え、何卒宜しくお願い致します!!!
※撮影はお寺の人にしてもらいました。
参拝を終え、本のベストセラーをほぼ手中に収めたリーマントラベラー。そんな夢と希望に満ち溢れた僕の顔を見て、タクシーの運転手からこんな提案が。
「僕ももう少し運転を頑張るから、世界遺産の岩まで行ってみないかい?」
世界遺産の岩と言って真っ先に思い浮かぶのは、映画「世界の中心で愛を叫ぶ」でも、最後愛を叫んでいた、オーストラリアのウルル(エアーズロック)。そんな岩がスリランカにもあるなんて、ウルル同様、きっとパワースポットに違いありません。またしても運転手からのナイス提案。
「大至急、お願いしまーーーす!」
15:00 世界遺産・シーギリヤロック到着
キャンディから車で走ること、2時間。やってきました、世界遺産の岩・シーギリヤロック!
写真の奥のそびえ立つのがシーギリヤロックです。
オフライン翻訳機『ili』を駆使しながら運転手に話を聞くと、どうやらこの岩の上には昔、王朝があったとのこと。一般ピーポー出身の成り上がり王様が、王家と奥様と結婚し、一般ピーポーから一気に王位をゲット。しかし、なんとかゲットした夢の王位が奪われることを恐れに恐れて、誰にも攻めてこられないように、なんとこの岩の上に王朝を造ったのです。まさに狂気の王。そんな感じでできた王朝ゆえに、その王朝はすぐに滅び、場所も場所だけに、人々からすぐに忘れ去られます。そして1000年以上の時が経って、その存在を発見され、今では世界遺産となっている場所です。
やはり、来て正解でした。もうパワーしか感じません。
岩を眺めながら、パワーがみなぎってきた僕を見て、溢れ出すパワーを感じたタクシーの運転手から提案が。
「あの岩、登れるから登ってきなよ」
あの岩はそびえ立っているように見えて、1時間ほどで登れるとのこと。もうパワーが有り余っているので、行くしかありません!
「大至急、行ってきまーーーす!」
15:30 シーギリヤロック、登山開始
タクシーの運転手は「何度も来たことあるから」と言って、駐車場で待っているというので、一人でいざ山頂へ。岩を登るところまでは平坦な道が続くのですが、かなり多くの観光客を見かけます。世界遺産だけあって、老若男女問わず、外国人観光客だけでなく、地元の人も多く来ていました。それもみんな岩を登るようです。
となると、なんか余裕で行けそうです。
一人早歩きで、岩を登る所まで行きます。平坦な道は余裕。あっという間に岩を登るところまでたどり着きました。しかし、ここで、衝撃的な事態に気がつきます。
というのも……
今から、巨大な岩を登るのに、まさかのビーチサンダル!!!
さすがにこれはヤバイです!!!!!
天を仰ぐ、リーマントラベラー。そこで目を開けると、頭上には現実。1,000を超える数の階段が待っています。
でも、日本からはるばるここまで来やってきて、ここで帰れば男が廃る。苦渋の決断で、決死の覚悟で、ビーチサンダルでこの巨大な岩を登ることに決めました。
20分くらい歩いて、急に階段の角度が上がる入り口に到着しました。ここはライオンの前足のような岩があり、「ライオン・ゲート」と呼ばれている場所。かつては、足だけでなく、ライオンの頭の部分まであったそうです。圧巻。
そしてここからは超超超急な階段地獄。これは筋トレだ……目指せ夏ボディ……と自分に言い聞かせながら、ビーチサンダルで登山開始します。階段の手すりを頼りにしながら、目の前の段差だけに目線を集中させ、無心で登り続けます。
登り始めて20分……
な、な、なんと!!!
意外とあっさり頂上にたどり着きました(笑)
途中で疲れ果てた顔の写真を撮ることを忘れるくらい、簡単に登れてしまいました。ビーチサンダルでも全く問題ありませんでした!(でも靴で登ることをオススメはします笑)
そんなシーギリヤロックの頂上から見える景色がコチラ!
絶景!!!!!
360度見渡す限り、森!その奥には山々が!
この景色を実際に見て、かつてここに王朝を築いた狂気の王は、よっぽど王位を守りたかったのだなぁと痛感しました。
いつものポーズで写真を撮った後は、世界遺産の頂上で本を掲げ、ベストセラーを祈願!!!お願いです、みなさん、買ってください!!!!
はい!ここで、広告!
Amazonはコチラ▼(笑)
というわけで一通り写真を撮って、パワーを充電して帰路につきます。帰りは、下さえ見なければサクッと降りられました。下さえ見なければ……!
18:00 ジェフリー・バワのホテルへ
2日目のホテルは、キャンディからシーギリヤロックの移動中にいつもお世話になっているブッキング・ドットコムで予約。(コチラから予約するとホテルが3,500円引き!)前々から一度は行ってみたいと思っていた、「ヘリタンスカンダラマ」の予約が偶然取れました!
このヘリタンスカンダラマ、スリランカを代表する建築家、ジェフリー・バワの最高傑作と言われるホテル。森とホテルが一体化していて、その美しい外観は一度見てみたいと思ってました。
が、ホテルに着いたのが夜だったので、その日はホテルの外観は見えず、一旦お預け。近くには何も建物がないことから、宿泊と食事がセットになっているプランがあるので、ホテルでビュッフェ形式の夕食をとり、この日もアーユルヴェーダで疲れをとってから就寝しました。
ちなみにこのホテルのレストランはドレスコードがあり、短パンはNG……しかし、サロン(腰巻)はOKとのことで、ここでもコロンボで買ったサロンが活きました(笑)
6月10日(日)
5:30 起床!そしてジェフリー・バワの最高傑作へ……
スリランカ最終日は、気合いで早起きして、昨日の夜見ることのできなかったジェフリー・バワの最高傑作、ヘリタンスカンダラマの外観を拝みにいきます!
ホテルのフロントを抜けると、そこから見えたのは……
絶景!!!
大自然とホテルが一体化しています!朝日が森を優しく照らし出し、本当に綺麗な光景が目の前に広がっています。また、猿やリス、時々シカなどの動物も現れ、時間とともに鳥のさえずりが大きくなっていきます。
さらに!このヘリタンスカンダラマ、ビーチリゾートで必ずと言っていいほど見る、●●の発祥の地なのです。
さて、ここでクエスチョン!ここヘリタンスカンダラマが発祥の、世界のビーチリゾートで必ずと言っていいほど見る●●。その●●とは……
3秒でお答えください!
正解は……
インフィニティ・プール!!!
そう、実はここ、ヘリタンスカンダラマはインフィニティ・プールの発祥の地であり、スリランカを代表する建築家、ジェフリー・バワがインフィニティ・プールの生みの親だったのです。
水面とプールが一体化し、プールが無限(インフィニティ)に広がっているかのように見えるインフィニティ・プール。有名なところだと、シンガポールのマリーナベイサンズが有名です。今でこそインフィニティ・プールは世界のビーチリゾートのホテルでよく目にしますが、それがここスリランカの山奥で生まれていたとは本当に驚きです。
最後にホテルをバックに記念撮影。こんなフォルムの僕でも、絵に描いたような写真が取れました。うーん、フォトジェニック!!!
いい写真が撮れたら、ささっと朝食を食べてそのまま空港へ。空港までは4時間のタクシーのドライブです……。タクシー運転手のローハンさん、2日に渡り、本当にありがとうございました!!!
ちなみに、スリランカでは大きなホテルにはタクシー運転手用の部屋があり、タクシーチャーターは運転手の宿泊や食事など込みでアレンジしてもらえます!相場は1日100米ドルくらい。僕は、結局延長して2日チャーターしましたが、150米ドルでやってもらえました!
12:00 コロンボの空港に到着。
というわけで、コロンボに戻り、空港へ。ローハンさんともここでお別れ。あっという間の3日間でしたが、驚きと発見の連続で本当に楽しめました。初日のトゥクトゥクの塩対応から2日目のタクシー運転手の神対応と本当に色々ありましたが、結果、十分すぎるほどの神頼みもできました。おそらくスリランカ中の神様にお願いできたのではないでしょうか。体の奥からものすごいパワーがみなぎってきている気がします。もう本のベストセラーは間違いないでしょう。
ありがとう、スリランカ!ありがとう、ローハンさん!また来るよ!
14:00 スリランカ出国!全力帰国、月曜出社!
無事、オンタイムでスリランカ出国。行き同様、バンコク経由で東京を目指します。全力帰国、月曜出社!それが、リーマントラベラー!!!
6月11日(月)
5:30 全力帰国、完了!今週はスリランカより出社!
無事、羽田空港に到着。
そして本日は月曜日!ということで、今週はスリランカより出社します(笑)このままもう少しだけスリランカの余韻に浸りたいところですが、僕は週末のシンデレラ。
そして僕は会社に向かうのでした。
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以上、大大大満足の3連休「神頼み!スリランカ旅」でした!本の発売に向けて、スリランカでやれることは全てやりました!あとは本がベストセラーとなることをただただ祈ります!(笑)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!それでは今週も頑張りましょう!行ってきます!