テカポ湖では、文字通りの「満天の星」を見ることができました。初めて夜更かしして星を見た隊長のファーストリアクションは……
「わーお」
ちょっとリアクションが欧米系ですが(笑)、1歳10か月でも肉眼ではっきり確認できるほどの、光り輝く無数の星、星、星。結論から言うと、星空ツアーに参加しなくても、テカポ湖ではあの星空が見られます。小さい子ども連れで参加できるツアーがない、という現実的な理由でツアーは諦めたのですが、それでも十分すぎるほどでした。
この記事では、子連れでテカポ湖の星を見に行くときに知っておきたいことをまとめます。撮影の方法や設定については、別の記事に詳しく書きました。

テカポ湖の星空の基本情報
| 場所 | テカポ湖(Lake Tekapo/マオリ語名はTakapō)/南島・マッケンジー地方 |
| エリア | アオラキ・マッケンジー国際ダークスカイ保護区(2012年認定・ゴールドティア) |
| 保護区の広さ | 約4,367平方キロメートル |
| 見に行った時期 | 2024年11月(南半球の初夏) |
| 料金 | 自分で見るだけなら無料 |
1歳10か月のファーストリアクションは「わーお」
この日は、季節外れの大雪が降った翌日。一時はどうなることかと思いましたが、むしろその雪のおかげか、空気が澄んで最高のコンディションになりました。日中のトレッキングも、夜の星空鑑賞も、どちらも当たり。ありがとう、テカポ湖! ありがとう、ニュージーランド!
肉眼で見ると、写真よりもっとすごいです。星が「点」ではなく「面」で見えるというか、空全体が明るいという感覚。1歳10か月の子でも、明らかに何かがすごいことに気づいて「わーお」と言ったくらいですから。
星空ツアーに小さい子は参加できません
テカポ湖といえば、マウント・ジョン天文台の山頂へ上がる星空ツアーが有名です。でも、ここには年齢制限があります。
| ツアー | 参加年齢 | 料金(2026年9月時点) |
| サミット・エクスペリエンス(マウント・ジョン天文台) | 10歳以上 | 大人219NZドル/子ども169NZドル |
| クレーター・エクスペリエンス | 5歳以上 | 大人129NZドル/子ども(5〜17歳)95NZドル |
つまり、未就学のお子さん連れだと、星空ツアーという選択肢はそもそもありません。我が家は1歳10か月だったので、当然のように対象外。悩む余地もなく自力で見に行くことになりました(笑)
ちなみに、天候が悪いときのためのインドア版(多目的シアターでの星空体験)も用意されています。曇ってしまったときの代替として覚えておくと安心です。
📍星空ツアーの受付拠点(1 Motuariki Lane, Lake Tekapo)をGoogleマップで見る
※料金・催行内容は変更されることがあります。予約前に最新情報をご確認ください。
ツアーなしで星を見るなら
撮影は、テカポ湖の湖畔にある「善き羊飼いの教会(Church of the Good Shepherd)」にて。駐車スペースが併設されているため、車があれば気軽に行けます。ただし、撮影中もしょっちゅう車が来るので、車のライトがまあまあ入ってしまいます。粘り強さが必要です(笑)
ここで大事な注意点をひとつ。教会の柵の中(敷地内)は、日没とともにゲートが閉まり、夜間は立ち入れません。夏は9時〜20時、冬は9時〜17時が敷地の開放時間です。夜に星を見るときは、柵の外の駐車場や湖畔側から眺めることになります。
もうひとつ、駐車についても変化があります。教会が面するパイオニア・ドライブ(Pioneer Drive)沿いの駐車スペースは非常に限られていて、村側の歩道橋の手前に停めることが推奨されています。大型車やキャンピングカーは、SH8の橋を渡った村側の指定駐車場へ。
昼間の教会は寄付制で見学できます
昼間なら、教会の中も見学できます。公開は水曜〜日曜の10時〜15時で、入口で5NZドルの寄付をお願いされます(カード決済にも対応)。ただし教会内部での撮影は禁止です。日曜の16時からは礼拝が行われます。
子連れで星空を見に行くときの注意
とにかく寒いです
南半球の初夏である11月でも、テカポの夜はしっかり冷えます。標高もあり、風も通ります。ダウン、手袋、ニット帽は季節を問わず持っていったほうがいいです。大人は我慢できても、子どもは寒いと一瞬で機嫌が終わります。
暗くなるのが遅い季節があります
夏場は日が長く、空が完全に暗くなるのは22時を過ぎてから。つまり子どもの就寝時間との戦いになります。逆に冬(6月〜8月)は日没が早いので、19時台には星が見え始めます。小さい子ども連れで確実に星を見せたいなら、じつは冬のほうが向いています。
宿は教会の近くに取ると圧倒的にラクです
僕たちは教会から徒歩5分のところに宿を取っていました。子ども連れだと「寒くなったらすぐ帰れる」「寝てしまったらすぐ寝かせられる」という条件が本当に効いてきます。テカポの村自体が小さいので、村内であればどこも湖畔まですぐです。
待ち時間を短くする工夫を
星が出るまでの「待つ時間」がいちばんの敵です。すでに暗くなった時間に着くように出る、宿で暖まってから出直す、といった段取りにしておくと、子どもの体力を無駄に削らずに済みます。
よくある質問
テカポ湖の星空は、ツアーに参加しなくても見られますか?
見られます。この一帯はアオラキ・マッケンジー国際ダークスカイ保護区に指定されていて、街灯そのものが少ないため、湖畔や宿の敷地からでも肉眼で無数の星を確認できます。
小さい子どもでも星空ツアーに参加できますか?
マウント・ジョン天文台へ上がるサミット・エクスペリエンスは10歳以上、クレーター・エクスペリエンスは5歳以上が対象です。未就学のお子さん連れの場合は、自分たちで見に行くことになります。
善き羊飼いの教会は夜でも入れますか?
教会の敷地(柵の中)は日没とともに閉まるため、夜間は立ち入れません。夜に星を眺めたり撮影したりする場合は、柵の外の駐車場や湖畔側からになります。
子連れで星を見るなら、いつの時期がいいですか?
暗くなる時間の早さを考えると、日没が早い冬(6月〜8月)のほうが子どもの就寝時間に間に合わせやすいです。ただし冷え込みも厳しくなるため、防寒の準備は必須です。
星空の撮り方を知りたいです。
コンパクトデジタルカメラとiPhoneでの実際の設定を、別の記事にまとめています。三脚の要否やベストな時間帯についても書いていますので、あわせてご覧ください。
まとめ
星空ツアーに参加できなかったのは、正直ちょっと悔しかったです。でも、ツアーに参加しなくてもこんな星空を見られるなんて最高すぎます。しかも1歳10か月の隊長が、生まれて初めて夜更かしして「わーお」と言った。それだけで、この夜は忘れられないものになりました。
ツアーはきっと、もっともっとすごいはず。それは10歳になった隊長と一緒に、あらためて確かめに来ようと思います。