リーマントラベラー 〜働きながら世界一周〜

東松 寛文|1987年岐阜県生まれ。平日は広告代理店で働くかたわら、週末で世界中を旅する『リーマントラベラー』。日本にいる時はトランジット期間。70か国159都市に渡航。2016年、3ヶ月で世界一周を達成。『地球の歩き方』から旅のプロに選ばれる。メディア出演多数。著書『サラリーマン2.0 週末だけで世界一周』ほか

【世界一厳しい出国審査】イスラエル・絶対に乗り遅れられない方へ!空港到着から出国までの流れ 〜簡単に行けた!聖地エルサレム #3〜

世界一厳しいと言われているイスラエルのベン・グリオン国際空港の出国審査。ネットでブログを検索していると、過去記事ですが出国審査に3時間近くかかったという記事も見つけました。

しかし、サラリーマンのためフライトの翌々日から確実に出社しないといけないリーマントラベラー。絶対飛行機には乗り遅れてはいけない状況につき、だいぶ早く空港に着いたのですが、確かに他の空港より厳しい審査でしたが、予想以上に超あっさりと出国できました。今回は世界一厳しい出国審査の「空港到着から出国までの流れ」をタイムラインとともに解説します。

 

 

13:30 ベン・グリオン国際空港到着

ターミナル3到着。入り口では特に荷物検査も無く、中に入れます。

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13:35 チェックイン

まずはチェックインのため、航空会社のカウンターへ。

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ターキッシュエアラインズ、ルフトハンザ、オーストリア航空だけ下の階らしく、ターキッシュエアラインズの僕は下の階へ。大行列が出来ていましたが、機内持ち込みの手荷物だけなので、セルフチェックインでスムーズに通過。出国ゲートに向かいます。

▼画面右下の端末がセルフチェックインカウンターです。

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13:40 出国ゲート

いよいよ運命のセキュリティチェックが始まります。

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と思ったら、

「あっちのでシールをもらってきて」

どうやらパスポートに規定のシールが貼ってないといけないらしく、そのシールがもらえるブースへ。

▼そこでこのバーコードが書かれたシールをもらいます。

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13:42 検査官による口頭質問

言われたブースに行くと検査官による口頭質問が行われました。列が出来ていたので、ちょっと待ちます。

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僕の番が来て、いよいよ質問開始。

・イスラエル滞在期間は? →3days

・イスラエルの滞在目的は? →Sightseeing

・個人で旅行を手配したの? →By myself

・このあと他の国に寄る? →No

・イスラエルで誰かと会った? →No

・誰かに何か渡されていない? →No

 ここまでは順調でしたが、僕がイランへの渡航歴があったため、質問が追加されます。

・イラン滞在期間は? →3days

・なんでこんなに短い期間なの? →Japanese holidays are very short

・イランの滞在目的は? →Sightseeing

・個人で旅行を手配したの? →By myself

・イランで誰かと会った? →No

「OK」

やっとシールがもらえました。とはいえ所要時間は3分ほど。簡単な英語だけで大丈夫です。この質問内容なら聞き取れなくて困ったらNoと言えば大丈夫ですね(笑)

 

13:50 再度、出国ゲートへ

出国ゲートに戻り、入り口でパスポートと搭乗券を見せます。

「出国までまだまだ時間けど、大丈夫?」

え?そんなに簡単に行けるの?(笑)セキュリティチェックがかなり厳しいと聞いて、サラリーマンなので絶対に乗り遅れられない僕は搭乗の5時間以上前に来たのですが、そんな僕にはあまりに残酷な一言。

 

14:00 運命のセキュリティチェック

とはいえ、まずは目の前の敵「世界一厳しいセキュリティチェック」をやっつけることが最優先事項。列に並んでその時を待ちます。10分ほど待ち、僕の順番が来ました。

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見た目は通常の荷物のX線検査+ボディチェックのため、すぐに終わりそうなのですが、かなり入念にチェックしてくるのが世界一厳しいと言われるイスラエル/ベン・グリオン国際空港の検査。ここでは次のことをされます。

・電子機器は全てカバンから出させられる。(カメラや携帯電話も)

・カバンは何度もX線検査に通されます。

・更にその上で、カバンの中身は全て外に出されて、金属探知機的なものでチェックされます。(僕の前の人も後ろの人も全て中身を出されていました)

※このカバンの中身チェック、性別関係なくチェックされます!(僕は女性検査官に、僕の前の女性は男性検査官にカバンの中身全てを見られました)ですので、見られて恥ずかしいものは極力機内に持ち込まないことをオススメします。僕は女性検査官にパンツを見られました!恥ずかしい(キャッ)

 

14:15 無事世界一厳しいセキュリティチェック通過!(まさかの5分で)

ものすごく細かくチェックされるセキュリティチェックですが、5分足らずで終了しました。これは予想外の早さです。次はいよいよ最終の出国審査。これが時間がかかるのでしょうか?(ドキドキドキドキ)

 

14:18 出国審査は自動化ゲートで!

かなり待つのかとドキドキしながら向かった出国審査。が、まさかのコンピュータによる自動化ゲート!

出国審査場に入ると、右手前方に窓口の出国審査があるのですが、日本国籍のパスポートであれば、更に右手奥の壁際にある「Biometric Passport Control」というところへ。機械に向かって出国審査をします。

こちら日本国籍のパスポートをスキャンすると、自動に日本語表示になり、あとは画面を見ていれば勝手に顔認証してくれるという優れもの!僕は明らかに髪型が違うのに、ちゃんと認証されました。認証されると「出国カード」がもらえます。

▼この顔でもちゃんと認証してくれました(笑)

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14:20 出国

最後出口で「出国カード」をスキャンすれば、見事出国!!!

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ここまでかかった時間は・・・

まさかの50分!

 

3時間以上かかることを覚悟してきた僕にとっては、嬉しいような悲しいような早さでの出国となりました。他の空港よりは時間がかかりましたが、全然許容範囲です。空港で5時間以上持て余したのでこの記事も余裕でかけました(笑)

ベン・グリオン国際空港の出国審査が厳しいからってイスラエル渡航を諦めていた皆さん、厳しすぎることは全くないので、是非そんなこと気にしないで渡航してみてください!

 

※僕はターミナル3でしたので、ターミナル1から出国される方は機械の位置などが異なる可能性があります。

※混雑状況ではもっと時間がかかることもあると思うので、3時間前目標では空港に着いた方が良いと思います。(僕のように5時間前目標で着く必要はないかと笑)