2017年9月9日の出来事。
昼前からフィリピン・セブ島のダウンタウンエリア、コロンストリートを散歩していました。地元の人たちで賑わうエリアで、観光客はほとんど見かけません。
それもそのはず。ここは地元の人たちに紛れて、たまに窃盗とかしちゃう貧しい人たちが現れるエリアだから。ただ地元の人の暮らしを覗いてみたくて、単身コロンストリートに行ってきました。
コロンストリートに着きました。
街は至って普通の繁華街。出店もたくさん出ていて、日中は危険な雰囲気は全くなく、写真をお願いしても気軽に応じてくれます。
「全然大丈夫じゃん」と思い、街の外れまでたどり着いた時に事件は起きました。トイレを借りようと入ったレストランでの出来事。
【セブ島・ダウンタウン】
— 東松 寛文 / リーマントラベラー (@ryman_traveler) 2017年9月9日
今、目の前で起こったこと。レストランに子供が5人入ってきて、食べてる人にご飯を恵んでもらってる。さらにお客さんの食べ残しも普通に食べてる。その上、僕にはお金を欲しいと言ってきた。
僕らが旅して目にする綺麗な暮らしが、必ずしも本当の暮らしとは限らない。
ちなみにお客さんに危害を加えることはないです。僕も5歳くらいの子供にお金が欲しいと言われただけ。
— 東松 寛文 / リーマントラベラー (@ryman_traveler) 2017年9月9日
ただ、トイレを借りに入ったお店のトイレ待ち中に起こった話だったので、激しく動いたら漏れそうでカメラは向けられなかった。
衝撃的でした。レストランの店員も子供達がご飯を食べに来るのは受け入れているよう。笑顔で対応していました。それも衝撃的でした。
昼間でこんな調子なんだから夜はもっとひどいことが起きているのではないか・・・
気になりますよね?
ということで、セブ島の貧困の実態を調査するため、一度街を離れ、夜になってからもう一度コロンストリートに戻ってくることにしました。
夜になりました。
18時過ぎにコロンストリートに戻ってきたところ、昼間以上の盛り上がりを見せ、出店の数も増えていました。昼間は衣料品とご飯が中心でしたが、夜はそれらに加えて、携帯電話や時計、海賊版DVDなど怪しいものがたくさん売られています。
しかしながら街を歩いている人たちは昼間と変わらない様子で、特に危ない雰囲気もありません。さすがにメジャーな観光地・セブ島だから危険なことなんてありえないか!
そんな感じで街を散策していると、遠くから大音量で楽器を演奏しながら練り歩く謎のパレードが。
もしかしたら貧しい人たちによるデモ行進???気になったので行ってみました。
セブの夜のダウンタウンを散策中。謎の集団発見!どうやらお祈りらしいです。 pic.twitter.com/We2mUL6J1R
— 東松 寛文 / リーマントラベラー (@ryman_traveler) 2017年9月9日
街の人に聞いたところ、デモ行進ではなくお祈りとのこと。ということで・・・
気になったので、とりあえず参加してみました。どうやら年に一度のお祈りらしいです。 pic.twitter.com/o8IUujqVy6
— 東松 寛文 / リーマントラベラー (@ryman_traveler) 2017年9月9日
列の最後尾からついて行ったのですが、最後尾で交通整理をしていたおじさんにいろいろ聞いているうちに・・・仲良くなりました(笑)すると、先頭まで移動させられ・・・
セブのダウンタウンにて、年に一度のお祈りの儀式。気がついたら1番前でお手伝いさせられてる(笑) pic.twitter.com/sLZe6oJXx5
— 東松 寛文 / リーマントラベラー (@ryman_traveler) 2017年9月9日
気がついたら、よくわからないまま行列のお手伝いをすることに(笑)
お手伝いしながら一緒に歩いていると、15分ほど歩いたところで行列が突然ストップ。どうやら彼らの住宅が密集するエリアに到着したそうです。お疲れ様でした!
彼らの住宅のエリアは幅80cmほどの小道の両サイドに家が密集しています。とりあえず気になったので中に入ってみました(笑)
その道を抜け中に入ると、小さな教会が。
ちなみに僕にお手伝いさせてくれたおじさんはこんな人。メイルさんです。
どうやら祭は明日が本番で、明日はこの教会でみんなでお祈りをするそう。教会の前には小さな広場があり、19時過ぎにも関わらず爆音で音楽が流れ、そこは子供達のディスコと化していました。
子供ディスコもあるよ!
— 東松 寛文 / リーマントラベラー (@ryman_traveler) 2017年9月9日
@セブのダウンタウンの夜 pic.twitter.com/D9notPE6AA
子供ディスコを眺めていると、仲良くなったおじさんからとんでもないお誘いが。
「お腹空いてるならご飯食べていくか?」
はい、空いてますーーーーー!ということで、おじさんの家・・・ではなく、子供ディスコの隣のおじさんの知り合いの家にお邪魔することに(笑)誰?(笑)
メイルさんの友達とのことですが実質赤の他人の家族に囲まれ、お母さんの作ったご飯をいただくことになりました(笑)
メニューは肉と魚と蟹とご飯。たんぱく質多めのフィリピンの夜ご飯。これを手掴みで食べます。しかし、どれも本当に美味しい!豚の角煮もあってそれは一生食べていられます。
それを頬張っていると、お母さんからとんでもない一言が。
「今回は特別にとっておきのメニューがあるのよ!見てちょうだい」
まさかの!!!キターーーーーー!
豚の丸焼きです!子豚ちゃんが一頭丸々焼かれいます。これを上手にお母さんが捌いてくれ、盛り付けてくれます。甘辛く焼かれた子豚ちゃんは激ウマ。外の皮はパリッとしていて、中のお肉はジューシーに焼かれています。最高の夜ご飯です。
結局こんな感じでそこの集落の人たちと仲良くなって夜が更けるまで一緒に騒いで過ごしました、とさ。
あれ?そういえば、セブ島の貧困の実態を調査しに来たのでは・・・?(笑)
と思って、22時過ぎにコロンストリートに戻ったのですが、相変わらず賑わいを見せていて、たくさんの人が。とりあえずサクッと街を歩いてみましたが、10分ほど歩いても特に何も起きなかったのでホテルに戻りました(笑)
めでたし、めでたし。