キングダム芸人、ならぬ、キングダムリーマンのリーマントラベラー東松です。
漫画「キングダム」が好き過ぎて、キングダムの聖地巡礼をするため、土日で中国・西安まで行ってきました。
1日目は西安からさらに3時間半移動して念願の函谷関を拝むことに成功!(詳しくはコチラ)そして2日目は全キングダムファンが泣いたあの名場面が生まれた「蕞(さい)の戦い」の跡地を目指します。
▼1日目の話
12月11日(日)
8:00 ホテル出発
2日目、最初に向かった先は・・・
「兵馬俑(へいばよう)」
キングダムの主要人物・政(のちの始皇帝)のお墓で、世界遺産にもなっています。約2200年前に作られたものにも関わらず、発見されたのが今からわずか40年前の1974年という「20世紀最大の発見」とも称される遺跡で、それも農家の人が井戸を掘ろうとしたら見つかったという奇跡の遺跡です。そんな兵馬俑は西安市の臨潼区にあり、西安市内中心部からバスで1時間くらいのとこにあります。
兵馬俑を目指して、まずは兵馬俑行きのバスが出ている西安駅(※高速鉄道の西安北駅ではありません!)に向かいます。僕はホテル近くの南稍門駅から地下鉄で西安駅の最寄りの五路口駅へ。運賃は2元(約35円)。
8:45 西安駅到着
五路口駅から外に出て西安駅に向かいます。西安駅が見えたら向かって右奥の方向に兵馬俑行きの公共バスの乗り場があります。兵馬俑行きのバスの番号は「遊5 306」です。お間違えなく!そこまで行く途中に兵馬俑に行く観光ツアーガイドがガンガン話しかけてくるので、中国語が聞こえないフリして通過してください。
バスが見えたら乗車。いろんなブログに行列ができると書いてありましたが、僕は並ばずに乗れました。運賃はバスが出発してからバスガイドに払うシステムで、席が満席になったら出発するようです。5分で満席になり出発。料金は兵馬俑までだと7元(約115円)。
9:41 秦始皇帝陵博物院 到着
途中何箇所か経由しながら目的の兵馬俑がある「秦始皇帝陵博物院」に到着。
まずはキングダムの中心人物・政(のちの始皇帝)がお出迎え。
キングダムの人気キャラ・河了貂(かりょうてん)との奇跡のツーショットが実現です。
始皇帝像から少し歩くとチケット売り場があり、入場チケットを120元(約2,000円)で購入し中へ。
さらにそこから10分ほど歩くと兵馬俑がある建物が見えてきます。
いよいよ中に入ります。
中の様子はコチラです!
圧巻!
手前だけはキチンと整備され、一人ずつ表情の違う人たちの像が並んでいます。(が奥の方はまだ未整備です笑)
馬もいます。
他にも歴史的な資料がたくさん展示されており、サクッと見ただけでも1時間近くかかりました。
そして、実はこの兵馬俑には偶然とは思えない話があります。
キングダムの最大の戦いである「函谷関の戦い」の最中、秦は一部の敵にこっそり函谷関を抜かれてしまい首都・咸陽が攻められるのはもはや時間の問題という状況になってしまいました。しかし咸陽の手前にある「蕞(さい)」という街で、秦は四方を合従軍(楚・趙・魏・燕・韓の5ヶ国連合軍)に囲まれながらも、政(のちの始皇帝)が自ら騎馬に乗って陣頭指揮を取り、狼狽える住民たちに熱すぎる話をして鼓舞し民兵として立ち上がらせた結果、山の民の登場もあり絶体絶命という状況から見事勝利を収めた奇跡の戦い、蕞の戦い。キングダムの中で一番泣けるシーンで、様々なメディアでも一番の名シーンとして語られています。
そんな蕞(さい)の街があった場所が、実は・・・
この兵馬俑がある西安市臨潼区なのです!!!
蕞で住民を鼓舞して自ら戦った結果、秦を救い、その後歴史上初の中華統一を果たした始皇帝のお墓が「蕞に作られている」という事実。これは偶然なのでしょうか。それとも何か意図があるのでしょうか。僕には何か意図があるとしか思えません。
信じるか信じないかはあなた次第です。
11:13 西安駅へ
そんな都市伝説の真偽を考えていたら、予想以上に時間をかけてしまい、飛行機の時間も近づいてきました(笑)ということで、来た時のバス停で今度は914のバスに乗車し西安駅に戻ります。帰りも7元(約115円)なのですが、途中で人を乗せたりする関係で、1時間15分ほどかかりました。
12:30 西安駅 到着
西安駅のバスターミナル内に空港行きのバスがあるので、迷わずエアポートバス乗り場へ。まだ回りたいところが何箇所かあったのですが、サラリーマンゆえに翌日は必ず出社しないといけないため飛行機に乗り遅れることができないので、泣く泣く空港へ向かいました。
15:30 北京経由で日本へ
あっという間の2日間でしたが、かなり楽しめた2日間でした!ただ見残した場所もあるので、またいつか戻ってきたいと思います!さよなら、西安!
と言うことで、12月12日(月)AM1時に羽田に到着し、深夜バスで無事帰宅。月曜は朝から出社することができました(笑)
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わずか2日間でキングダムの聖地巡礼を行うと、聖地は2つしか回ることができませんでしたが、キングダムの中でもかなり重要な場所2つを回ることができたので、僕は大大大満足でした!せっかくなのでまた1話から読み返してみたいと思います!
ちなみに、またキングダムの聖地巡礼をする機会があれば・・・
キングダムの人気女剣士・羌瘣(きょうかい)の子孫である「羌族(チャン族)」が現在も中国北西部に少数民族として暮らしているようなので、是非とも会いに行きたいです(笑)