前回までのお話▶アフリカ・コンゴ共和国を拠点に活動する、世界一おしゃれな紳士集団 "サプール(Sapeur)"。彼らに会うために、東京から24時間かけてコンゴまでやってきたリーマントラベラー東松。今回のコンゴ滞在はわずか2日間でしたが、2日目街で聞き込みをしていたら、かくかくしかじかあって、奇跡的にサプールに会うことができました!(どうやって会えたのか詳細は第3話、第4話参照)サプールのシャライさん、そしてシャライさんを紹介してくれたマイケルさん、そして僕の3人でスーツを着飾り、サプールの聖地・バコンゴ地区を練り歩くことに!果たして、街の人の反応は?
第1話はコチラ、第2話はコチラ、第3話はコチラ、第4話はコチラ
■登場人物紹介(写真左から)
①プレイボーイ(サプールのようなチーム)のマイケル、②リーマントラベラーの東松、③サプールのシャライ
11/20(日)18:00
いよいよ旅のクライマックスです。
日曜日の夜は、早い時間からバーやクラブで飲んでいるのがコンゴの日常。
そんなコンゴで完璧に着飾ったサプールのシャライ、プレイボーイのマイケル、リーマントラベラーの東松の3人は、サプールの聖地・バコンゴ地区へ行き、聖地を3人で練り歩いてみることにしました。
まずはクラブへ。
「シャライ!シャライ!」
さすがサプール。シャライは地元では有名人のようです。友人に挨拶をしてから席につくと、オシャレにキメながらギネスビールを飲みます。飲み姿もカッコいいのがサプール!一口に数十秒かけながら、ゆっくりゆっくりと飲みます。
1時間ほど滞在して、次はバーへ。
バーに入る・・・と思いきや、バーが並ぶ通りをカッコよく歩くだけ!ここはたくさんの人が路上で飲んでいるので、我々は完全に注目の的。飲んでる人たちに向かって、カッコ良くポーズを決めます。
100mくらい歓声に包まれながらカッコ良く練り歩き、更に同じ道をまた歓声に包まれながらカッコ良く引き返し、次の場所へ。
ちなみにシャライはここでも「シャライ!シャライ!」と道行く人に声をかけられていました。相当有名人のようです。
そして最後は、川沿いの市民の憩いの場所「La Corniche」へ。ここは、日中は主要な幹線道路なのですが、夜は歩行者天国になっていて、たくさんの市民が集まります。サプールの見せ所です!
道行くほとんどの人に「サプール!」「セボン!(フランス語で"いいね!"の意味)」と声をかけられ、更には写真を撮られまくり、気分はもはや一流芸能人!!!
シャライとマイケル同様、僕もスターになったつもりで、周りに笑顔を振りまき、ステップを踏み、ポーズを決めます。
最後はサプールさながらの決めポーズでフィニッシュ!僕の夢「コンゴでサプールに会うこと」が見事に達成された瞬間です!!!
思えば、コンゴに着いてからわずか2日で本当に色々なことがありました。サプールの社交場と言われたル・マン・ブルーが無くなっていることから始まり、コンゴ人に囲まれてはポーズを決め、スーツの中は汗でびしょびしょ、オシャレな人を見つけて話しかけたらサプールじゃないし、その隣にいたTシャツの人がサプールだし。
こんなに盛りだくさんのコンゴでしたが、最後の最後で「サプールに会う」と言う夢を叶えることができました。
シャライ、マイケル、そして全てのコンゴの皆さん、本当にありがとうございました!
そして、あっという間に別れの時。
3人でがっちり握手を交わし、連絡先を交換。近い将来、必ず再会することを誓って、それぞれの帰路につきました。
「サプールに会いにコンゴへ!」編、これにて完結!
そして僕はまたサラリーマンに戻りました。